2014年4月29日火曜日

自分を探す物語 『浮世でランチ』

『浮世でランチ』
山崎ナオコーラ
2006.9.30 初版 (河出書房新社)

読了日 2009/12/28


浮世でランチ浮世でランチ
山崎 ナオコーラ

河出書房新社 2006-09-12
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あらすじ

会社情報誌を作る会社で働く私、丸山君枝。
昼休みはひとりコンビニで買ったお弁当を手に公園へ向かう。
昼休みの雑談よりも猫と食べる方が楽しい気がする…
2月のはじめに会社を辞めた。
25歳の私の手の中には…ただタイ行きのチケットだけがあった。



会社のミカミさん。
思い出のなかのクラスメートたち。
過去と現在、紡がれる物語。その旅は彼女になにをもたらすだろう。


初めて読む山崎ナオコーラ

タイトルに惹かれて…山崎ナオコーラさんの作品を初めて読みました。
文体はわりあいすんなり入ってきました。
デビュー作『人のセックスを笑うな』は評価されている恋愛小説だそう。
まだ読んでませんが、装丁の鳥はハトかな。
映画化もされているようなのでいつか比べてみたいものです。

今回読んだ作品は恋愛小説というより、自分と向き合っていく物語のように感じました。

「浮き世」という言葉に惹かれたわけなのですが、思っていたイメージとはちょっと違いました。古典に通じる「浮き世」のイメージを求め過ぎていました。


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