2014年7月8日火曜日

フリーペーパー「ココカラ」と「FREE AWAJI BOOK 8890」を読んでみた。

フリーペーパー「ココカラ」と「FREE AWAJI BOOK 8890」。

イベント会場で配布されていたのを入手。
どちらも初めて目にしました。





ざっくりした地域密着型フリーペーパー「ココカラ」
偶数月発行のフリーペーパーです。
フリーペーパー版に掲載しきれない情報もWebマガジンで楽しめるそうです。

キャッチコピーは
「ここからはじまる ここからひろがる
おもしろいのがあたらしい ざっくりこのへんフリーペーパー」。
発行:ココカラ編集部



都内各地で絶賛配布中!新しいフリーペーパーココカラ







入手できる場所は「ココカラ」Web版で確認できます。

フリーペーパーココカラは現在、五反田、目黒、恵比寿、代官山、中目黒、広尾、西小山、武蔵小山、戸越など各地域の飲食店やコンビニエンスストアなどに設置させていただいています。
(引用元) http://www.cocokala.jp/

サイト内にあるマップでも確認できますし、設置店の紹介もされていました。
「ココカラ」は初見ですが、設置店紹介のなかにたまに行くお店がいくつかあり今まで見逃していたことを知りました。




今回読んだのは2冊です。どちらもA4サイズ、表紙含めて12ページでした。
・NO.07 April 2014
「ひみつ道具の工場、ここにあります。」
 おもしろいもの、あれこれつくる ざっくりこのへん「町工場」のあたらしいカタチ
・NO.08 June 2014 
「やっぱりバスが好き!」
 知ってるようで、そんなに知らない バスのおもしろいとこ、教えます


NO.07
連載「恵比寿な人たち」第3回で居酒屋久美のご主人が戦争の記憶と戦後の復興から現在のことを語っていらっしゃいます。
恵比寿2丁目の通りなど普段の何気なく歩いていた場所に焼夷弾が……なんてのを知ると遠くに感じていたものが急に迫ってきたようでぞくりとしました。辛い体験であったと思いますが貴重なお話です。


ちなみにこの連載は「ココカラ」と恵比寿新聞の連動企画だそうです。
恵比寿の記憶を残していくアーカイブ企画、素晴らしい試みだと思います。
(自分も過去にアーカイブ活動にかかわっていたことがありましたし今も関心があります。貴重なモノを残していく、保存・収集・公開していくのが大事だと思っています)
恵比寿新聞のサイトでは「ココカラ」で書き切れなかった取材内容も掲載されています。
写真も豊富でした。


恵比寿新聞 | 第三回 恵比寿な人たち 居酒屋久美 岡安松男さん「居酒屋久美物語」









NO.08
バス特集は運転席の操作板などの配置説明、バス豆知識などマニアックなところが面白かったです。トミカなどのバス写真が散りばめられているのも遊び心があって楽しくなってきます。

連載「恵比寿な人たち」第4回では7月下旬の「全恵比寿駅前盆踊り」について恵比寿地区町会連合会会長の方がインタビューを受けています。
恵比寿の盆踊りの曲が面白い、盆踊りもアツい!と話題になっていますね。オリジナル曲「恵比寿音頭」「YES,YES,EBISU」「HEY Mr.EBISU」は知っていました。しかし昨年新曲が発表されていたとは!!「恵比寿ラビアンローズ」という曲だそうです。
戦後、恵比寿の活気を呼び戻すべくはじまり復興のシンボルとして守られ続けたこのお祭り。現在も毎年6万人超の来場者があるそうです。祭りの裏舞台を垣間みられるこの記事もいいですね。





淡路町に特化した情報誌「FREE AWAJI BOOK 8890」


「AWAJI」というので兵庫県淡路地方かと思いました。が読んでみて勘違いに気づきました。淡路は淡路でも、千代田区神田にある淡路町(あわじちょう)のことでした。

神田淡路町という地名は淡路坂からきていると言います。
(淡路坂といえばJR中央線の神田〜御茶ノ水の線路に沿っていますね。電車を左手に眺めながらよく神田へ向かっていたな……)
淡路坂は江戸期に坂の近くに鈴木淡路守の屋敷があったことに由来するとのこと。
また淡路坂は一口坂(いもあらいざか)、大坂、相生坂(あいおいざか)とも呼ばれていたそうで、こちらは坂上東側にあった太田姫稲荷神社の別称にちなんだ名称などのようです。


坂上東側には太田姫稲荷神社がありましたが、鉄道線路拡幅のため昭和6年に移転し、現在は神田駿河台一丁目にあります。この神社は、太田道灌が娘の疱瘡 (いもあらい)の治癒を祈願して、山城国(京都府)一口の里の稲荷を勧請して建立し、一口稲荷と呼んだと伝えられています。このことから、この坂には一口坂の別名もあります。
(引用元) http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/613/Default.aspx

前置きが長くなりましたが、この神田淡路町を取り上げたフリーペーパーが「FREE AWAJI BOOK 8890」です。
発行:一般社団法人淡路エリアマネジメント
編集:グッドモーニングス株式会社 水代 優



地域情報誌|一般社団法人 淡路エリアマネジメント


PDFでバックナンバーも読めます




今回手に取ったのは
2014 June No.6 「特集:美味しい和菓子をいただきます」です。
B6サイズで表紙含め16ページでした。





「御菓子処 さゝま」の記事を読んで、近いうちに人気の「松葉最中」を買い求めに出掛けたくなりました。丁寧に作られたこしあんを想像するだけでたまりません。

大量生産大量消費が当たり前の時代。頑なにデパートなどへの出店を拒み、通信販売もしていない。「欲しい人には買いに来ていただく」スタイルを貫いている。老舗ならではの頑固さが理由ではない。
(中略)
「さゝまのお菓子は美味しいと言っていただけますが、当たり前なんです。昔ながらの本物にこだわった製法を守り続けているんですから」
(引用元) 本誌p.5

品質に妥協せずに昔ながらの手法を守り丁寧にされる仕事。
ぜひとも足を運んでみたくなります。







なお、編集をされている水代氏は町おこしなどを手がけている方のようです。


人気の町おこしの専門家が明かす「必敗パターン」とは ~グッドモーニングス代表・水代優氏インタビュー  | 磯山友幸「経済ニュースの裏側」 | 現代ビジネス [講談社]





この記事でも神田淡路町のことが触れてありました。
「FREE AWAJI BOOK 8890」でもPRされていた「ワテラス」。再開発事業で建てられた複合ビルだそう。地域のコミュニティースペースとしてさまざまなイベントが企画されているそうです。

 「粋」がテーマなんですが、自分で「粋」と言うと粋じゃないので、"Essence of Japanese"っていうシリーズにするつもりです。京都の香道や茶道、俳句、和菓子、蕎麦のほか、ぽち袋の折り方や、字をきれいに書けるようになるプログラムなどを考えています。丸の内で溜め込んだノウハウを神田に生かすわけです。年間24本ぐらいの企画をやる予定です。
 さらにコミュニティ誌の編集発行も引き受けました。江戸の香りを残す神田淡路町の昔からの住民と、ワテラスに住む新住民が溶け合い、新たなコミュニティが出来上がっていくお手伝いをしたいと思っています。
(引用元) http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35199?page=5

冊子とともに地域の今後が気になりますね。

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